着工前お打ち合わせ & お家カフェ造り
先日、秋から~年末に掛けて打ち合わせを重ねてきたお施主様の「着工前お打合せ」がありました。
「着工前お打合せ」とは?文字通り、工事を着工しますの前の最終お打合せとなります。
お施主様、営業担当、設計担当、工事担当、コーディネート担当のスタッフ4名が揃って書類を見直し、説明、確認印を頂くという流れです。
そこでコーディネーターは、何をするのか?皆さん、漠然と「クロスを選ぶとか?家具を選ぶの?」と思われているようで…よく聞かれます。
他社さんは、どこまでをされているのか、様々なやり方があるのでしょう。
私が関わっていますのは、新築住宅ですので、木造の2階建てが多いです。何をするのかを書きますと…。
・外壁の素材を選ぶ、組み合わせなどのデザインをご提案
・内装の建材を選ぶ、フロアや建具、階段など色や素材のご提案
・水廻り、キッチン、お風呂、洗面台、便器などを選び、お見積書を作成
・電気配線図をCADで描く、照明プランを考え、お見積書を作成
・クロス、塗装などを選ぶ
・造作カウンター、収納棚などのご提案
ざっとこのような内容となります。これらを選ぶには、実物やサンプルをメーカーより取り寄せて素材を確認し、絵的に分かるものを用意します。
最終的に決めたものは、「仕様書」という書類にまとめ、写真・イラスト・パースをまとめたものを添え、お見積書も提示します。
実は、このような膨大な仕事量があって、間違いがあってはならない注意力が必要となります。
ですので、着前までは「大丈夫かな」「間違いはないかな」の緊張があり、終わるとホッと一息というわけです。そして完成の3か月後まで少しの緊張感は取れません。
きっと心配性なのだと思います。繰り返し確認をしたい派なのです。
そんな訳で、一息ついた最近は、ランチにお出かけをしています。カフェが大好きです!自分でカフェを作りたい!と思った時期もありました。
珈琲の香りと、美味しいお料理と、ゆっくり出来るスペースと、木の温もりと、人が集う温かい雰囲気が好きです。
好きと、やりたいことは一緒で、私は今とっても「お家カフェを造りたい」と思っています。そう思っている人のお手伝いをしたいのです。
お店を持つという前の段階、夢を形にする一歩踏み出したい!という方。家に居ながらにして、お客様を呼び、自分の作ったスイーツを食べて貰いたい!寛いで貰いたい!
そんな思いを形に出来たら、私は幸せです。
モヤモヤと、ワクワクが混在した方がいましたら是非お声を掛けてください。一緒に解決して夢に向かっていきましょう!
ウィンドートリートメントの掛け替え
ウインドートリートメントって?というところから?な方はいらっしゃいますか?
窓装飾、カーテン類のことを言います。こちらは、中古住宅をご購入後、5年ほど使われたカーテンの見直しをされましたM様邸です。
使われていたカーテンは、遮光の裏地が付いたものでした。
お部屋の雰囲気を変えられたいとのことで、ご相談を受けました。遮光に拘りがあるのかお聞きすると、色だけで決めたので何故遮光だったのか分からずだったそうです。
「ご近所さんは、部屋の電気が付くと明るくカーテンの色が分かるのに、何故、我が家は暗いのか…」小さな疑問があったようです。
遮光は良し悪しで、私はどちらかというとお勧めしていません。どの家も遮光を選ばれたら、夜の街が暗くなってしまいます。
明るく灯る家の暖かさ、街には必要な街灯ともなり、朝は、朝の光で目が覚める自然なことが一番体にも良いと考えます。
Before↓ イエロー系の遮光カーテンを使用されていました。出窓、掃出し窓、食卓窓の3か所を入れ替えしました。
Before↑ 縫い目が見えます。出窓は横の寸法が足りなく隙間が見えました。食卓傍の窓は、レースと厚地ドレープの長さが同じくらいでした。
お打合せは、ご自宅にサンプル生地や、カタログをお持ちして行いました。メーカー2社、4カタログをお持ちしたのですが、ご主人様の決断が早く、ものの数分で決まったことには驚きでした。既に、イメージしたものがあったとのこと。その場で寸法を測り、縫製に入りました。
After↓ 約2週間後取付となります。淡いピンクの色、遮光ではない普通の生地で選ばれました。お部屋が優しく温かい雰囲気となりました。
After↑ 生地の裾の広がりを抑える加工、形態安定加工を施しています。3つ山2倍ヒダ、本縫い。オーダーでは標準です。量販店との違いは見て分かります。
カーテンを開いた様子と、閉じた様子です。
M様の奥さまは、こちらで自宅サロン、ワークショップを行っています。それもあって、とても綺麗にされているお部屋ですが、更に、訪れたお客様にも喜ばれる快適なスペースとなったのではないでしょうか?
【おまけ】 食卓テーブルにニーウンペツガラスさんのペンダントライトを使われていました。折角の素敵なガラスのペンダントですが、テーブルの位置に違和感。ペンダントライトに合わせて、テーブルを設置することをお勧めしました。テーブルを横置きから、縦置きに。「これが、ここを設計した人の考えです」とお話ししました。
テーブルにキチンと明かりが届いています。少し、テーブルから距離があるのが気になりますが…違和感がなくなりすっきりです。
【更におまけ】 取付終了後、ご近所に美味しいカフェがあると連れて行ってくださいました。パキスタンカレー?だったと思います。生姜がきいてピリ辛美味しかったです。予約をすると出して頂けるというデザートも有りがたい。珈琲も美味しく、お話も盛り上がり、楽しい時間でした。HP掲載許可も合わせてありがとうございます。
キッチンシンクの小物
シンクの小物、水色や、黄色などカラフルな色が入ってきていませんか?
我が家も、あまり見られる部分ではないので、もらい物などで統一感のない状態が続いていました。
ふきん、スポンジ、洗剤。
洗剤は、好きなボトルに詰替えを入れて使うという方法もありますが、ふきんやスポンジは、少しオシャレなものとなるとお値段が高くなりますね。
どうせ、汚れて捨てるものですから…。でも、どうにかしたいこのバラバラの色たち。
今日、A3ファイルが欲しくて100均ショップへ行きましたら、このモノトーンのふきんと、スポンジを見つけたのです!よーく探さないと見つからない状態でした。
早速、置き換えてみました。すっきりしましたーーーー!色、お値段ともに満足です。
因みに、我が家の水栓は、2か所あります。左は、ホースが伸びるお掃除用。右は、シャワーに切り替えられる浄水器付水栓です。
新築O様邸の完成写真が沢山ありましたので、続きをご紹介します。
リビングの様子がよく見えるキッチンです。背面の収納はお使いの物を用意されるとのことで、作業カウンターのみ設置しました。
ガス台とシンクは、淡いベージュ色を。タイルの目地はグレー色を選ばれました。訪れたお友達に評判が良いそうです。
手をかざすと水が出る水栓。お子様に手の出演をお願いしました!キッチンの隣はユーティリティ、お化粧など日々のお手入れ、作業が出来るカウンター。ターコイズブルーの壁は元気をくれる色。
天井までターコイズブルーが広がります。タオル掛け型のパネルヒーターは、手袋などを乾かすのに重宝されているようです。続いて、2階のお手洗い。外観のアクセントに合わせた窓の形状。
2階のホールは、洗濯を干すスペースとなっています。天井からと、壁から2段使い。どちらも、使わないときはポールを閉まっておけるのでスッキリです。主寝室からウォークインクローゼットを通り、お子様のお部屋、ホールと、ぐるり回遊出来ることも魅力的です。
ご主人様の書斎に選ばれたクロスも味があります。ブラインドは、外観のアクセント木目に合わせて、このウッド色にされました。内装と、外装を上手に組まれたと思います。
O様は、沢山の家造りの想いがありました。「こうしたいのですが、出来ますか?」「山元さんだったらどちらを選びますか?」ご質問に応えるだけではなく、その先の私の意見も取り入れてくれるありがたいことだと感じました。出来ないという基準があったとして、どうにかならないかを考える時間、一緒に家造りを考える時間とても楽しかったです。
これからの生活が、イキイキと笑顔いっぱい幸せに満ちたものとなりますように。写真の掲載、ご協力ありがとうございます。また、お会い出来ますように。